『自分で自分のケツを拭くことが今の時代に求められている』
『おちょくられないためには、意地でいくしかない』
『酒に逃げ、飲み続けても一週間で飽きる』
矢沢永吉さん
矢沢永吉さんの激論集「成りあがり」をバイブルに青春時代を過ごしたという
諸先輩方の話を時折うかがいます。
ただ、私たちの世代には、矢沢さんの凄さが
今一つ実感できないのが正直なところ。。。
ですが、今日放送された糸井重里さんとの対談番組
『今だからこそ「お金」の話』を観て、
『矢沢の凄さ』に少しは触れることができた気がしました。
ご存知の通り、矢沢さんは90年代半ばに側近だったスタッフに裏切られ
35億円の詐欺の被害にあっています。
一言で35億円と言っても、
大卒の平均的なサラリーマンの生涯年収が約3億円ですから、
11人~12人分の一生分のお金を一人で稼ぐだけでなく
借金返済しなくてはならない状況に陥りました。
ありえない莫大な金額。。。
信じていた側近に裏切られ一週間やけ酒に明け暮れるなか
『酒に逃げ、飲み続けても一週間で飽きる』
と身をもって感じたそうです。
「どうせ返済できないだろうとマスコミも、興味本位で報道する」なか
マスコミや世間から『おちょくられないためには、意地でいくしかない』
と『オレならできる』と奮起したのだとか。
そして死にもの狂いでお金を稼ぎ、どう考えても不可能な「35億円の借金返済」を
完了させました。
その経験を通して矢沢さんが、私たちそして若い世代に伝えたいことは
『自分のケツは自分で拭け!』「そこから全てが始まる」というメッセージ。
矢沢さんから溢れ出てくるオーラ、パワー、正のエネルギーを感じるうちに
世の中に数多くの『矢沢信者』が存在する理由もなんとなく理解できました
『20代30代のうちは、きれいごとなど言わず欲望の赴くままに生きろ』
このことばにも勇気づけられ、惹かれますね