『怠け屋だったら友達をつくれ。友達がいないなら怠けるな』
イギリス文学者 サミュエル・ジョンソン
『いい言葉は、いい人生をつくる』(斉藤茂太著 成美堂出版)を読んでいます。
斉藤茂太さんは、輝かしい地位を確立した歌人・斉藤茂吉さんのご長男。
ご自身も精神科医(2006年に永眠されています)。
この本のなかに記されている「ことば」は、じわじわと心に響いてくるものばかりです。
『怠け屋だったら友達をつくれ』
確かに、常に緊張感を持って、社会のなかの競争、
もしくは自分との闘いに挑み続けてる人は、
友達をたくさん増やし、人脈を広げることに
あまり執着してないタイプが多いのかもしれません。
どちらかと言うとストイックに孤軍奮闘し
「数人の心の友を持つ」という感じでしょうか。。。
ただ、多くの人はなかなかそう簡単に
自分を追い込み、自分を律し、自分に挑み続けて
生きていく強さも才能も持ち合わせてはいません。
それを「怠け屋」と称すべきかは別として、
多くの友人や仲間の存在、人脈に支えられ、自分の存在が成り立っているのが
現状だと思うのです。
『友達がいないなら怠けるな』
このことばが当てはまるタイプは2つ。
①自分のスタイルを保ち、自分流の才能や強さが周囲にも認められているタイプ。
②実力や強さを培ったり、自分を磨くことを避けがちで、さらに友達をつくる努力もしないタイプ。
願わくば
『たくさんの友達を持ちつつ、自分を甘やかさない強さも持つ聡明な人物』
になりたいものです