第85回アカデミー賞最多12部門ノミネート作品『リンカーン』のマスコミ試写会へ。
主演男優賞最有力とされているダニエル・デイ=ルイス。
スティーブン・スピルバーグ監督が『ダニエルはリンカーンのことを
何から何まで分かっていた。私にも理解不能なレベルまで…』
と語っている通り、見事に演じきっていました。
劇中「磁石は“北”、途中にある障害物はわからない。
目的地がわかってもそこにたどり着けないのであれば、意味がない」
という台詞が出てきますが、
という台詞が出てきますが、
まるで、今の日本(経済&社会)を指摘しているかのようで、
深く聞き入ってしまいました。
スピルバーグ&ダニエルのツータッグに、
ジョン・ウィリアムズの音楽が加われば、これぞ!ザ・ハリウッド
実はここ数年、特にリーマンショック後のアカデミー賞では、
『ザ・ハリウッド』的な映画は作品賞を受賞していません。。。
昨年は、フランス☆しかも白黒&無声映画の『アーティスト』、
一昨年は英国・豪の合作映画『英国王のスピーチ』、
2009年はインドを舞台にした英映画『スラムドッグ・ミリオネア』…。
いわゆる『ザ・ハリウッド』映画の受賞は
2007年ディカプリオ主演の『ディパーテッド』まで遡り、
ハリウッドのスケール感を味わえる作品は
2004年『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』
2003年『シカゴ』まで遡ることになります。
莫大な製作予算が必要なハリウッド映画に
投資しにくい経済環境だったからなのか、
それとも単に映画史における変遷の一過程だったのか。。。?
いずれにしましても、今回のアカデミー賞の結果は、
ハリウッドの復活なるか!?とても興味深いのです
24日(現地時間)に発表されます。
ちなみに『リンカーン』の日本での公開は4月19日