俳優の三浦友和さんも秋の紫綬褒章を受章。
インタビューさせていただいて以来、ファンになってしまった私。
三浦さんの著書『被写体』を読むと、
マスコミに追われ続ける妻をもった「俳優・三浦友和」の
苦難の人生が伝わってきます。
三浦友和著『被写体』
昭和史に残るトップスター・山口百恵さんとの結婚。
子供たちと一緒に家族揃っての日常を望むなか、
狂乱するマスコミに包囲され、一方的な『被写体』となる苦難の十数年。
三浦さん自らの手で記録した感動の手記です。
1999年に刊行され、30万部を超えるベストセラーとなった手記に
「その後」のコメントが加えられています。
インタビューは、主演映画についてでしたが
その前に、三浦さんについて深く知っておきたいと、
この本を読み、三浦さんの正直さに触れ、
ますますファンになってしまいました。
本のエピローグではご自身のことを
『とても恵まれた50代(当時)の俳優の一人』と表現されていて、
読者も救われた気持ちで読み終えることができます。
そして迎えた主演映画『死にゆく妻との旅路』の
インタビューでは、とても真摯に心をこめて応えて下さいまして。。。
しかもにこやかな表情で気さくで丁寧な方。。。
『ドキュメンタリーのように演じたい』と、
映画は、夏と冬の2回に分けて撮影されましたが
撮影前の一ヶ月間は、他のお仕事を入れずに
無精ひげをはやし、役作りに励まれたとのこと。
そんな三浦さんに向けて、インタビュアーとして、
逸脱しすぎず、でもちょっとだけ攻めの入った質問もさせて頂きました。
『夫婦の絆を描いた作品ですね。
実生活でも夫婦の絆を感じた瞬間などがおありだと思いますが。。。』
それに対し、三浦さんは俳優さんとして男性として、
流石&あっぱれなお応え。
誠意溢れるお姿が、本当にかっこいいのです。
取材部屋は女性たちしかいなかったこともあり、
インタビュー終了後、三浦さんが退席された後は
一同、『惚れた~!!』状態でした
この度の『紫綬褒章』受章。本当におめでとうございます