『あなたの議員生活はモノマネかパロディにしかすぎません!』
マーガレット・サッチャー
『鉄の女』と呼ばれた英国元首相・マーガレット・サッチャーが議員になる前、
まだ20代の若かりし頃に、前任のベテラン議員に言い放ったことばです。
今の日本の政治家さん達のなかにも、耳が痛くなる人も多いのでは・・・?
英国ドラマ『マーガレット・サッチャー~政界を夢見て~』を観ました。
物語は、サッチャー元首相(保守党)が政治家になる前、若かりし時代を中心に描いています。
「趣味は政治だけ」と言い切る食料雑貨商の娘・マーガレット・ヒルダ・ロバーツ。
政界を夢見たものの、その道は険しく、
初選挙は労働党の牙城であるケント州ダートフォード選挙区での落選から始まります。
その後、デニス・サッチャーとの結婚、弁護士資格を取得、双子の出産を経て、
家庭を持つ女性政治家として活動する決意を固めました。
主婦が政治家になることに対する偏見と差別、多くの困難と挫折を乗り越え、
ロンドン北部フィンチリー選挙区で見事初当選を果たします
『鉄の女』マーガレット・サッチャーの原点に迫るドラマ。
ライバルのエドワード・ヒースとの凛としたやり取りは観ていてスカっとしますよ
マーガレット・サッチャーは言わずと知れた英国を立て直した指導者。
第二次大戦後、衰退し続けた英国経済を、
徹底した規制緩和や金融改革により国際競争力のある国へと導きました。
確かにサッチャリズムには伝統破壊や機能不備の面もあり、
非難する人達も世界各国に存在しますが、
自由経済を復活させ、今一度国を輝かせた功績は大きいのだと思います。
サッチャリズムはその後のト二―ブレア政権(労働党)によって軌道修正されましたね。
政治家として常に闘い続けてきたマーガレット・サッチャー。
今は認知症という病と闘っているようです。。。
『言ってほしいことがあれば、男に頼みなさい。
やってほしいことがあれば、女に頼みなさい』
これも名言ですね。。。