📺TBS系で放送されているドラマ『半沢直樹』。
📈相変わらず視聴率も絶好調です。
『半沢直樹』第4話、銀行から証券会社に出向していた半沢が部下たちを前に
自身の考えを述べるシーンにて。
📔半沢直樹は「胸をはって、プライドを持ってお客様のために働いてほしい」という
利己主義でない顧客本位の仕事観を伝える熱いメッセージを、
20代から40代の部下たちに向けて伝えていました。
視聴者にも響いたようで、ツイッター上でも賛同する声が数多く見受けられました。
半沢直樹は自分たちの世代について
「自分たちのためだけに仕事した連中がバカげたバブルを招いた」と評しています。
これまで昭和感が満載だった半沢直樹の世界に少し変化が見えたシーンだったと
言えるのかもしれません。
💐また、ここ数回では女性の描き方もこれまでとは変わってきています。
7年前に放送されたドラマに登場する女性像は、
①いつも明るく癒しつつ夫を見守りながらも、その苦労はしっかりわかっていて
時折ハッパをかけてくれる内助の功の妻
②自身の立身出世のためならば他人を踏み台にする自分本位のバリキャリ女性
③色香を活かしつつ男性のサポートがあるなかで利を得てきたなか、
最後には半沢に理解を示し、協力してくれる女性
この①②③のような女性像は
長年の日本社会の中でステレオタイプなイメージで定着してきたものですが、
ここにきて、西田尚美さんが演じる開発投資銀行金融部の谷川幸代次長が登場したことで
④”鉄の女”と称されつつも、プロとしての誇りを持ち、
世のため社会のために芯を貫き、可愛らしいガッツポーズを見せるソフトさも兼ね備えた女性
という④番目の女性像が加わりました。
平成を終え、令和を迎えた今、この④番目の女性たちは
どんどん増えているように思います。
そうしたなかで、このドラマをより違和感なく楽しめるようになりました。
役者揃いの秀作ですもんね