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Channel: 鈴木ともみオフィシャルブログ 【経済キャスターの一粒萬倍日誌】
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『競争』の概念

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競争の『競』と『争』の違い、

その異なる概念について教えていただきました。

『競』と『争』はもともと

全く異なる概念を持ちます。

きっと今を生きる多くの方々が

『競争』せざるを得ない環境に置かれており、

その対応に迷うこともあり、

克服の仕方も様々にあることでしょう。

 

実際、私自身も『競争』については、

常にある種の違和感を覚えてきました。

そして、その理由が

この概念の違いにあるのだと気づかされました。

 

学生時代から『競』は必要だと言う意識はあったものの、

『争』の概念や『争』を持ち込みたがる

ネットワークからは上手に距離を置くことを

自然と選んできたように思います。

 

以前、ブログでもバスケ部時代の自分なりの手法を

振り返ったことがありましたが、

マンツーマンプレーを少なくするために

ダッシュのドリブルシュートや

敵と離れた距離からの3点シュート率を

高めることに全力を尽くしたのも

その一貫でした。

自分のスキルを高めてしまえば

マークから逃れることができるし、

得点という客観的な評価で結果を出せる…。

 

改めて二つの概念を整理しておきますと、

『競』…短距離走、マラソン、水泳、ゴルフ、受験、コンクール、

ミスコンテスト、企業の研究開発、パイが広げられる競争

 

『争』…戦争、ボクシング、レスリング、決闘、将棋、チェス、

枠の決まったなかでのパイの取り合い。

 

 「競」は、競い合う対象が外にあり、

例えばタイム、スコア、点数、審査員など、

第三者の評価によって成立します。

なので、自分が誰よりも秀でてしまえば、

達成できる目標であり、仕組みとなっています。

つまり、自身で市場創造していけるのです。

 

一方、「争」というのは、

決まったステージで敵を倒すことが目的でもあり、

駆け引きも必要となってきます。
決められた市場での居場所の奪い合いとなります。
 

実際には、この二つは

スパッと分かれているかと言えばそうとも限らず、

混在する場合もあります。

戦争は『争』が強く打ち出される事象になるのだそうです。

 参考『もう一つの戦略教科書『戦争論』』守屋淳より

 

自分にとって『競』が合うのか『争』が合うのか、

どちらが自身を進化させてくれるのかは人それぞれ。。。

ただ、合わない概念を他人から持ち込まれてしまうと、

それはとても居心地の悪い状態になるので、

自身の中にある軸の見極めと

環境に対する処方術が必要になってくるのだと思います。

 

私自身もかなりクリアーに

整理することができました☆

 

AN尻

『今回も私の読むラジオをお聴き下さり、

ありがとうございました~🎤』


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