「男は愛する女の最初の男になる事を願い、女は愛する男の最後の女になる事を願う」
19世紀末を代表するアイルランド出身の詩人・劇作家、オスカー・ワイルドの名言です。
女優の堀北真希さんと俳優の山本耕史さんの電撃婚のニュースが世間を騒がせていますが、ある意味このお二人は、恋愛の理想形とされる『最初の男&最後の女』を体現したカップルと言えるのかもしれません。
これまで男性スキャンダルは噂レベルの内容のみで、華やかな交際やスキャンダルに関するプライベート写真が写真週刊誌に掲載されたことなど一度もない、言わば清純派・優等生の女優道を貫いてきた堀北真希さん。
その彼女のハートを射止めた山本耕史さんは、ある情報番組のなかで「僕とは違ってスキャンダルも全くなかった女優さん」と語っていました。裏を返せば『堀北さんにとって僕は最初の男』という意味を汲むことができます。
一方、清純派の堀北さんの立場で考えれば、これまでの山本さんの恋愛歴は、かなり派手だとの印象を持つことでしょう。“共演者キラー”とも呼ばれる山本さんは、人気女優さんを始め、これまでに数々の女優さんやタレントさんたちと浮き名を流してきました。様々な女性との交際を経て、最終的に選んだ女性が堀北さんであり、堀北さんは『山本さんが厳選を重ねた上で選んだ、最後の女が私』という自負を得ることができたのかもしれません。
それを裏付けることができるのが、プロポーズのエピソードです。
山本さんはまだ交際していない段階で堀北さんに「交際じゃなくて、もう結婚しましょう」と、いきなり求婚したとのこと…。
そして、その電撃プロポーズに対し堀北さんは、素直にOKの答えを出しました。
普通に考えれば、交際期間ゼロでいきなり結婚を決めてしまうなんて、大丈夫なのだろうか…?と不安に思ってしまいますが、堀北さんのような女性の場合は、むしろ、山本さんによる「いきなりの求婚作戦」が心に響いたのだと思います。
いきなりの求婚宣言は、言わば「これまで交際してきた女性たちとは違い、あなたは僕にとって最高であり、特別な女なのです」宣言でもあります。
真面目で芯の強い堀北さんにとって、この宣言と姿勢は、グっと響いたことでしょう。
実は私自身もトークショーで堀北さんとお仕事をご一緒させていただいた経験がありますが、本当に真面目で、一つひとつの質問にしっかりと向き合って答えて下さる姿がとても印象的でした。
トークショー後は、私あてにお礼のメッセージを渡して下さったりと、仕事相手に対する思いやりや気配りも満点の方でした。
山本さんも堀北さんのことを「真面目で芯の強い女性」と表現している通り、堀北さんの本質をつかみ、体当たりで「あなたとの関係は真面目で特別なものなのだ!」と必死でアピールしたところ、その姿勢が見事に奏功したのだと思います。