来日中の元駐日米大使補佐官、現在はジョンズ・ホプキンス大学教授、
ライシャワー東アジア研究センター所長のケント・E・カルダー氏の取材。
(記事はのちほどマイナビユースにて掲載される予定です)
新著『ワシントンの中のアジア』を日本でも出版されました。
『世界銀行やIMFなど国際機関も本部をワシントンに置いている。
賢い戦略家であるシンガポールや、中国、韓国など
日本の隣人たちはそれに気付き、すでにワシ...ントンで積極的に活動し、
日本が国内政治の混乱や対立に明け暮れてる間に
ワシントンで急速なプレゼンスの拡大を成し遂げた。
興味深いことに、東京の姉妹都市はニューヨークだか、
北京とソウルの姉妹都市はワシントンだ。
米国の衰退が始まろうが、グローバルなアジェンダ・セッティングを行う
コミュニティとしてのワシントンの国際的な影響力は、
強まる一方なのだ。
グローバル化が進む今の時代は、国家としての重要性よりも、
国際都市の役割が意味を持つ。
EUを見てもベルギーではなく、ブリュッセルが役割を果たしている。
日本も国際政治都市の重要性とワシントンの静かな変化を認識すべきであろう』
直接お話させていただくと、駐日米大使補佐官として10年間、
日本で過ごされていただけに『私の本でお役に立てるのか…』と、
謙遜気味な奥ゆかしい表現をされるものの、
著書におけるメッセージは、かなり先鋭的です☆
2700円と、お高めの本ですがぜひともおススメしたい一冊です。
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元駐日米大使補佐官・ライシャワー東アジア研究センター所長 ケント・カルダー氏 取材
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