日本を代表する往年の二大女優
岸惠子さんと吉永小百合さんの会見が
日本記者クラブで開かれました。
お二人の可憐な美しさにうっとりするなか、私も取材に励みました。
(素敵な写真も撮影しましたので、後日掲載いたします!)
今回の会見は、7月3日に発売された
お二人の共著『歩いて行く二人』(世界文化社)刊行を記念して開かれました。
同書は2009年秋から2013年秋まで、
横浜とパリで3回に及んだ対談を1冊にまとめたもの。
お二人共通の恩人である市川崑監督への思いから
恋愛話、世界情勢まで、様々な見解が収録されています。
1983年公開の映画『細雪』で共演したお二人。
吉永さんは「これまで55年間、女優を続けてきて疎まれることは幸運にもなかったけれど、ほめられること、特に同じ女優さんが自分をほめてくれることはなかったんです。でも、岸さんはちゃんとほめてくださり、それがすごく嬉しかった」と語ると、
岸さんは「小百合ちゃんが本当に上手だったからほめたのよ」と返答。
また、岸さんが、実際の自分自身とは別の人物像として女優・岸惠子像が作られたことに、苦しめられたと語ると、
吉永さんは「実際の私は男っぽいポキポキした性格なので、
それで女らしい役に憧れました。
人生は一度きりだけど、私たちだけがいろいろな人の人生を体験できます。
100人以上を演じることが出来たのは素敵なことだと思います」と
感慨深げに語っていらっしゃいました。
吉永さんの次回主演映画は今年10月に公開される「ふしぎな岬の物語」。
プロデューサーとしても初めて携わった作品。
「とても大変でした。二度とプロデュースはできない気がしています」とおっしゃる吉永さん。
吉永小百合さんの初プロデュース作品、今から注目ですね