『お前が誰と一緒にいるか、いってみな。
そうしたら、お前がどんな人間かいってやる。』
セルバンテス~「ドン・キホーテ」より~
今夜は編集者の友人二人と『10周年記念宴』第一段でした。
二人のうち一人は男性、一人は女性。
彼らと一緒にいて、いつも安心するのは何故なのだろう。。。と
考えてみたのです。
それは、きっと二人とも冷静な『ジャッジ力』を持っているからなのでしょう。
会話中、話題に上がるニュース、人物、物事、事象について
『なぜこの人は人気があるのだろう?もしくは不人気なのだろう?』
『なぜこの本は人気があるのだろう?もしくは不人気なのだろう?』
とクロストークを始めたとき、
『きっと、こういう理由からだろう。でも一方で別の見方をする人もいる』
と三人で必ず表裏一体の分析をしていきます。
人は誰もが主観を持ち、個人的感情を抱いているもの。
ですが、その感情や感覚にひきずられてジャッジを下し続けていると
あらゆることを一方向でしか捉えられなくなってしまいます。
俯瞰した上での判断ができなくなる。。。
目の前にあるものに対して、表面的かつ表層的な見方しかできなくなってしまうと、
その背景にある大切な何かを見逃すときがあります。
一方、裏読みばかりにこだわっていると、大きな流れをつかむことができない。
やはり、表からのアプローチと共に、
裏からの探求も不可欠なのではないでしょうか。。。
それが『表裏一体のジャッジ』。
今夜の二人は、このあたりの冷静な『ジャッジ力』が自然に備わっているため、
どんな話題やテーマでも話の奥行きが出てきます。
だから・・・そんな二人に『大切な友人』とジャッジされてることが
私にとっては、誇らしいことですし、何よりありがたい。。。
本当にサンキューという気持ちでいっぱいなのです